Casablanca Moon / Slapp Happy
いま、スラップ・ハッピー 74年の「カサブランカ・ムーン」を聴いてます。
よく彼等に関して、アバンギャルドなポップ・ミュージック的な物言いされることが多いけど、
確かにどう読んでも微妙なバンド名に、
怪しげな雰囲気たっぷりのジャケット、
メンバーが前衛芸術家だったとか、
ヨーコ・オノばりのスクリーミング・ヴォイスがちょっと聴こえたりだとか…
そんな諸々を知っているから、なおさらそんな風に思っちゃうのかもしれないけど、
サウンドだけ聴くと、タンゴのリズムに哀愁のヴァイオリンのタイトル曲に、
違和感感じるくらいポップな曲、
彼等流ボサ・ノヴァって感じの曲や、
タブラが聴ける曲なんかもあるし…
そんなアバンギャルドなんて感じさせない素晴らしい楽曲が詰まったものなんだよね♪
そんな中だと、上記したタブラの聴こえる曲と、ダグマー・クラウゼの多彩なヴォーカルが聴ける「Mr. Rainbow」とかが今の気分だといいかなぁ…♪
今はそのカセットはもうないけど、実はこのアルバムの元となったアルバムがあったようでね、
タイトルが「Casablanca Moon」を逆にしたもので、内容も記憶だと、これをもうちょっとシンプルにした、
同じくらい素敵なものだったと思ったけど…♪
そんなこのアルバム、聴いてるのは普通の国内盤帯なし安レコ…
解説に歌詞が付いたものだけど…対訳が読みたかったね♪
しかし、やっぱこのジャケ…
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by hedoron | 2012-04-29 22:33 | UK 70-74 | Comments(6)
かなりの曲者ちゅうか、ひねくれモンぽくていい感じっす。
まさにアヴァン・ポップて言い方にふさわしいと思いましたっす。
そうですよね。全然ポップじゃない人たちが、軽く出来るぜとばかりにこんな音楽を作ったって感じの凄みプンプンですから、うふ♪
いやぁ、そりゃいいっすね♪
やっぱ生の彼女はよかったですか…俺も見たいっす♪
そして、裏盤、捜索しないとですね、うふ♪
カサブランカ・ムーン、
訳して見ました、
いつもフェドラスを被っていた彼だけど、
今は、トルコ帽を是見よがしに被ってる。
言う事、言う事に、
カバラ風の暗示が隠されている。
煙草を一本吸って、それから、
また、話しの縒りを戻すんだ。
真上に、カサブランカ・ムーン。
偽りの身分証を使い、
モスクに庇護されながら、秘密に活動する彼だけど、
白露に足跡を残して、
消えた党員を追跡して、通り過ぎた
陸土はどれだけだったか、勘定も出来ない。
真上に、アクナバルザック・ンーム。
彼の偽装は何所かで漏れた。
ホボーケン駅では、警官が言った、
「彼の旅行鞄はなくなった」と。
そして、彼はオリエントに送られた。
二重スパイ、混血だ。
彼の口髭にはコカインの染みがある。
彼のジグソーパズルはピースが合わない。
高官たちは、彼の多面を南コーカサス諸国の
コインに刻印しようと思っている。
彼は、慎重にしないといけない。然もないと、孰れ、
換気口の中で、
高官たちに、首のない自分の遺体を晒すことになる。
電飾の様な連なった汗が彼の目を痛めだした。
精液の様な神経症が変装の隙間から滲み出している。
暗い売春宿で、彼は、叫び声で鏡を割った。
真上に、カサブランカ・ムーン。
昨日の夕方、とうとう、彼は正気を失った。
城壁は崩れた。すると、全人類が彼の前に
立っていた。皆が、手を差し上げて、
深遠な手真似をして見せた。彼は分からなかった。
当方英語はからっきしですので、羨ましいです♪